旅は好きですか? その1

ゲストハウス阿蘇び心で働いてた時、
ゲストハウスで働いてて、店長なんかしていると
「海外、よく旅してたんですか?」
とか
「すごい旅してそう」
ってよく言われました。
しかし、実際にはそんなことはないんです。

唯一の海外経験

ボクは2009年から2010年にかけてニュージーランドにワーキングホリデーに行きました。
これも旅がしたくて行ったわけではなくて、
長い人生、1年くらい海外で生活してみるのもいい経験になるだろう、と思ったのと、
英語を独学で勉強していたので、海外でどれくらい通じるか、
1年生活したらどういう変化が起きるのかを試してみたかったからです。
特に行きたいところがあったわけではなく、
しいていえばラグビーを見たいということくらい。
どちらかといえば1か所に定住して現地のコミュニティに入っていきたかった。

何か月も滞在した場所もありますが、
1ヶ月くらい旅する時もありました。
その時の旅は楽しかった。

なぜって明日やらなければならないことがないから。
次に行く町を決める。
宿とバスを予約する。
あとはノープランで行って、町の観光案内所に行ってトレッキングコースのわかる地図をもらう。
天気が良ければ気が向いたコースを歩くし、
雨が降れば町の図書館に行って本を読む。

そんな気ままな過ごし方もできるし、
何よりどれだけ旅をしても次の日に仕事があるわけでもないので、
疲れたらどこにも行かずに休めばいい。

そんな旅の仕方はとても気持ちが楽だったので楽しかったのです。
ちなみに、これがボクの唯一の海外経験。
韓国にも台湾にもハワイにも行ったことはありません。

ニュージーランドに行く前は?

ニュージーランドに行く前のボクは休みの日でもほぼ出かけず自分の部屋で過ごすことが多かった。
本を読んだり、スポーツの試合や録画していたドラマや映画を見たり、
ネットサーフィンしているだけで一日はあっという間に過ぎていました。
出かけるとしても古本屋や服を買いに行くくらい。
あ、冬場はスノボに出かけることもありましたね。
スノボに行かなければ温泉に入ることもほぼなかったですね。
わざわざお金を出してお風呂に入るのが理解できなかった。

こんな過ごし方で満足してしまうくらい当時のボクはどこかに出かけたいと思うことがなかったのです。

九州に行ってから

ゲストハウス阿蘇び心で働くためにボクは九州に行き、5年を過ごしました。
住み込みで働いていたので、休みの日は外に出かけました。
連休の日はどこかに宿泊。
なぜって出かけないと休んだ気にならないからです。
また働いていた阿蘇や太宰府、さらに周辺のことを知らなかったので
自分の目で見る必要がありました。
でないと、ゲストに自分の言葉で紹介できない。
せっかく九州に来たんだし、できるだけいろんなとこに行きたいな、
という気持ちもありました。

本来のボクの性格からすると、
朝ゆっくり起きて日がな一日本でも読んで過ごしたいところでしたが、
小さな宿ではそうもいかない。
というわけで不本意ながら出かけるようになったのです。

はじめは正直めんどくさかった。
でも、阿蘇はどこに行っても景色がいいし、
いろんなお店に入ったり、いろんなものを食べたりするのも
やってみればけっこう楽しかった。
温泉も阿蘇周辺には安い温泉がたくさんあって、
泉質もあんなにいろいろあるとは知らなかった。
またいろんな宿に行くといろんな人に出会い、いろんな話が聞けるんです。
これが楽しかった。
自分の知らない世界、普段関心を持ってない世界の話を聞くのがこんなに楽しいとは思わなかった。
そして、そこで知り合った方が阿蘇び心に泊まりに来てくれたりもしました。

人の縁ってこうして繋がっていくんだな、
旅ってけっこうおもしろいな、
と九州にいる間に感じるようになりました。

また、自分の行ったところをゲストさんに紹介すると、
興味を持ってくれて
「じゃ、明日行ってみます」とか
帰ってきて「めっちゃ良かったです、あそこ」
と言ってくれるのです。
これがめちゃめちゃ嬉しい。

自分の言葉によって人の旅の思い出が増える。
阿蘇を太宰府を九州を好きになってくれる人が増え、
中にはまた来てくれる人がいる。
こんな日々を過ごしているうちに
「あ、俺この仕事向いてるな」
と、思うようになったのです。



思ったよりも長くなってしまったので、その2に続く。

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