スポーツを見る楽しみ
前回の記事でちょっと趣味の話をしたので今日は趣味の話を。
ボクに会ったことのある人は
ボクがスポーツを見ること、情報集めること、コラムを読むことが好きだと知っている方も多いでしょう。
「泊まれるたまり場」でもみんなでスポーツを見ながら楽しみたいと思っています。
では、なぜボクがスポーツが好きなのか?
今回はこの点について語ってみたいと思います。
なぜ、スポーツを見るのか?
なぜボクがスポーツを見るかというと、
物語を楽しみたいから。
ドラマや映画を見るのが好きな方、本を読むのが好きな方は多いでしょう。
ボクも好きです。
ボクにとってはスポーツを見るのも同じ感覚なんです。
1試合、1大会、1シーズン、選手、指導者、裏方さん、チーム、
一つ一つに必ず物語があります。
しかも、筋書きのないドラマが。
脚本家が書いたら「ありえないでしょう」とか「陳腐でしょ」、と思えるようなドラマが
スポーツの世界では現実として起こります。
現実がドラマを超える瞬間がときどきあるんです。
試合終了間際の逆転劇、思わぬ選手の活躍、監督の采配で流れが変わる、
指導者との出会いによって劇的な成長を遂げる選手、などなど。
ボクはそういうドラマを見るのが好きなんです。
成長を楽しむ
また、高校生年代、大学生年代のスポーツを見ていると、
記憶に残る選手も出てきます。
プレースタイルに好感が持てたり、華があったり。
数年後、その選手が大人になって活躍したり、
長い雌伏の時を経て開花したり、なんてこともあります。
あの選手がこんな選手になったのか、なんて思うのも面白いポイント。
これは長くいろんな世代のスポーツを見ていないと味わえない。
例えるなら
例えるなら、1試合は単発ドラマ、1大会、1シーズンは連続ドラマ、
選手などの人生にスポットを当てれば大河ドラマ、
チームにスポット当てれば群像劇、として楽しめるんです。
なぜこんな風に考えるようになったか?
これに気づいたのはゲストハウスで働いていた、ということが大きいです。
ゲストハウスの談話室では、毎晩のようにゲストの皆さんと会話します。
旅の話、周辺の見どころの話ももちろんしますが、
時にはまるで「アメトーーク!」のように好きなことについて語り合います。
映画、ドラマ、アニメ、歌、女優、俳優、マンガ、小説、などなど。
人と話すと頭の中ってだんだん整理されていくんですよね。
特に何回も同じ話題について話すと、より人に伝わりやすく話すように工夫するようになります。
意識してやっているわけではありませんが、だんだん話し方が練られていくんですね。
そのうち、
なぜ映画を見るのか?
なぜドラマを見るのか?
と考えるようになりました。
そこで出た答えは
「自分の想像を超えるドラマが見たいから」
これに気づいた時に、
「あ、スポーツを見る時と一緒だ」
って思ったんです。
映画やドラマには脚本があります。
これは脚本家によって人の感情を動かそうという意図を持って書かれたもの。
どこかで見ている人の想像を超えないと人の感情って動かないと思います。
意外な展開、気の利いたセリフ、
「お、そう来たか」、「やられたなぁ」、「上手いねぇ」
ボクはそう思いたくて映画やドラマを見ます。
対してスポーツに脚本家はいません。
選手も指導者も、こういう試合にしたい、こういうプレーがしたい、
という理想像のようなものはありますが、
対戦相手や体調などいろいろな条件がある中で思い通りにはできません。
しかし、人間同士がぶつかるからこそ、
思ってもみないような展開、シーンが生まれることがあるのです。
代表的なところでいえば、
2015年ラグビーワールドカップ南アフリカ大会の日本代表の南アフリカ代表戦の劇的な勝利。
2018年サッカーワールドカップの日本代表。大会直前の監督解任からのグループステージ突破、そしてベルギー戦での大逆転負け。
あんな展開、脚本家には書けません。
でも、現実には起こるんです。
こんな劇的ではなくても、スポーツを見ていると
小さなドラマがいくつもあります。
一つのドラマを楽しむと、また次のドラマを楽しむための伏線になります。
そうやってボクはスポーツ界に起こるドラマをどんどん楽しんでいるのです。
そして、よりドラマを楽しむために日々コラムを読み、情報をチェックするのです。
これもドラマを楽しむための伏線ですね。
いろんな背景を知ることによりドラマに深みが出て、より楽しめます。
試合を見る
↓
コラムを読む
↓
ブログやfacebookで自分の思いを書く
これがボクにとっては黄金のサイクル。
どうでしょう?
少しはボクがスポーツを楽しむ理由を理解できましたか?
そしてこの”試合を見る”というところは、一人よりは大勢で見た方が絶対に楽しい。
「泊まれるたまり場」では、スポーツを一緒に見て語り合って楽しむ仲間を増やしていきたいな、と思っています。