なぜ盛岡に”泊まれるたまり場”を開くのか? その2

その1はこちらからh

当初の希望地

そんなボクがどうして盛岡を選んだのか。

まずゲストハウスで働く前に自分でゲストハウスを開く場所として想定していたのは
”東北の太平洋側”という漠然としたものでした。
せっかくやるなら地元の東北のどこかでやりたいという思いと
日本海側の積雪量を考えるとそこで生活し続けるという気持ちになれなかったからです。

また、湖のある町でやりたい、という思いもありました。
ワーキングホリデービザを使ってニュージーランドに行った時に気に入った町が二つありまして、
ワナカとロトルアという町なんですが
その二つの町に共通していたのが湖があるということだったのです。
なので、”湖”というのはボクにとってキースポットなのではないかという思いがありました。

ここで予想がつく方もいるかもしれませんが、
当初、ボクが想定していた開業予定地は猪苗代だったのです。
東北の太平洋側である福島県で猪苗代湖があり、会津磐梯山もあるので登山やウィンタースポーツをする人も来る。
宿をやるにはいい場所なのではないかと思ったのです。

阿蘇び心で働き始めてからしばらくして長い休みをもらい、
猪苗代に行く機会ができました。
行ったのは12月はじめ。
スキー場もオープンしていない”ど”のつく閑散期です。
これは阿蘇も閑散期でないと長い休みが取れなかったこともありますが、
一番人が来ない時期がどんな状況かというのも見る必要があると以前から思っていたこともあります。

そして、実際に訪れてみると予想以上に人がいませんでした。
地元の観光協会や商工会、飲食店にも行って話を聞きましたが、
福島原発事故の影響は内陸部で遠く離れた猪苗代にまで影響し、
福島県というだけで人が来ない状況になっていたのです。
というわけでボクも浅はかな認識を改め、別の町も見ていくことにしました。

→その3へ続く

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