なぜゲストハウスに泊まるのか?

前回まではゲストハウスのイメージ、疑問、不安点と実際についてお伝えしてきましたが、
今回は、ゲストハウスをよく利用する人はなぜゲストハウスを選ぶのか?
ということについて見ていこうと思います。
これは同時に、何を目的として行くか?何を期待して行くか?
ということにもなります。

今回もfacebookページ「ボクの細道」のフォロワーさんにご協力いただきましたが、非常に多くのコメントをいただきました。
おおいに参考になると思います。
今回は一人一人の思いもコメントに寄せられていたのでお一人分ずつ見ていこうと思います。

Qなぜゲストハウスに泊まりますか?

新しい人と出会うため。
1人旅の寂しさを紛らわすため。
観光雑誌やネットにない、地元の人しか知らない場所に行くため。
宿そのものに期待して。例えばそこのインテリアを見たいとか、
個性的なオーナーと話してみたいとか。
節約。

都市部では大きなビルを使った大規模型ゲストハウスも多いですが、
ゲストハウスが好きになって各地のゲストハウスを泊まり歩く方の多くが利用するのが
普通の住宅や古民家を使った小規模のゲストハウス。

そういった宿ではスタッフやゲストさん同士のコミュニケーションが密なので
自然とみんなが仲良くなる空間となります。
談話室で一緒にご飯食べたり、一緒に飲みに行ったりなんてことが頻繁に起こります。
また、「シェアご飯」といって、みんなで食材費を割り勘してみんなで一緒にご飯を作って食べることもよくあります。
予約時に晩御飯について聞いてみるといいですよ。

特に小規模ゲストハウスのスタッフの皆さんは地元情報にメチャメチャ詳しいことが多いです。
長年そこに住んでいる方もいますし、休憩時間や休日に歩き回っている方もいます。
また、地元の方が情報を持ってきてくれることもあるでしょう。
そこにはガイドブックに載っていない情報がたくさんあります。
そういった宿にはノープランで行っても翌日たっぷりと周辺が楽しめます。
オススメは早い時間にチェックインして、飲食店も含め周辺情報をたっぷりと聞いてその晩と翌日のプランをスタッフや他のゲストさんと練ること。
時にはその日会ったばかりの人と翌日一緒に出かけるのもゲストハウスの醍醐味です。

お洒落なゲストハウスも増えてますね。
かわいいインテリアのところや、古材をふんだんに使って改装されたゲストハウスもあります。
オーナーや店長が女性の宿はそういうところが多いかも。
泊まる側も女性はそういうところがポイントになるかもしれませんね。

宿のスタイルがオーナー、店長によって千差万別なことはもちろん、
オーナー、店長の個性も千差万別。
強烈な背景を持った個性の強いキャラクターがゲストハウス界にはうじゃうじゃいます。
そんな方々との出会いを求めていくのも一興。
ネットや実際の口コミを聞いておもしろい人を見つけてください。

節約は最近は二次的理由になっているかもしれませんね。
ビジネスホテルの価格が下がってきていることと
ゲストハウスの中には食事付きでビジネスホテル並みの料金のところが出てきているので。
全体的に見ればまだまだゲストハウスの価格帯は低いことは確かです。

ゲストハウスを知った初期の頃は、ビジネスホテルに泊まるよりも、古民家風等少し凝った宿で価格も安いから良いかなと、宿泊先の一つの選択肢として考えていたのですが、徐々にその良さにハマり、最近はゲストハウス泊まりが趣味となってしまいました😊
下記3点が私のハマりどころです。

① 人との出会い。
ゲストハウスに宿泊される方は旅好きが多いので、とても面白い話が聞けたり、外国の方も含めて、普段のコミュニティでは中々会えない様々な人に出会えるところが楽しいです^ ^

② 宿ごとの個性を楽しむ。
ゲストハウスはどこもオーナーさんのこだわりが素晴らしく、部屋の作りやインテリア、置いてある本等、それぞれの宿の個性を楽しめるところが好きです。

③ノンビリと親戚の家に訪れた時のような気持ちになれる。
どこのゲストハウスも家族的でとても温かいところが多いので、日常から離れ、寛げるところが良いです。

これはボクがコメントを挟む余地がありませんね。
もうこの通りです。
この方はほんとに旅好きでフットワークが軽い。
毎週どこかに旅してるんじゃないかというくらいfacebookを見るのが楽しい。
お話しを聞けばきっと皆さんも旅に出たくなりますよ。
「泊まれるたまり場」できっと会えるのでお楽しみに!

宿主、スタッフ、旅人どうしの出会いを求めて❗
新たな出会いは人生を豊かにしてくれます。

普段出会えない人と出会えるというのが大きな魅力ですよね。
職場、家、いつものお店。
いつも同じところにいては出会う人もほぼ同じ。
しかし、ゲストハウスに行けば、住んでる地域、国籍、年齢、職業などなど、自分と全く違う立場の方と出会える。
しかも、同じゲストハウスに行っても、その時によって泊まる人が違うので全く新しい出会いがある。
出会いと刺激を求める人にとってはゲストハウスは打ってつけ。

楽しいお酒を飲むためw
お相手はスタッフかもしれないし、たまたま同宿なった方かもしれないがどちらも楽しいものです。

その日偶然出会った人と飲むお酒も美味しいですよね!
この方とは偶然一晩だけ同宿同部屋になっただけですが、facebookでつながりが続いています。
宿のスタッフと一緒にご飯を作る宿だったので、
慣れない料理を一緒にして、美味しいお酒が飲めました。
この方もきっと八幡平目当てで来てくれるはず。
一緒にサッカー見たいんですよね~。

色んな人と出会って、色んな考え方を知れる!
旅の情報も旅人から聞いて、また新たな旅の計画をする!
ゲストさんから、オススメのゲストハウスを聞いたりするのもええよね!

新たな人や考え方との出会いは刺激になりますよね。
口コミの見どころやゲストハウス情報は間違いないです。

ネット上に情報が溢れていますが、結局のところ正確で信用できるのは実際に会って聞いた話。
ゲストハウスは情報収集の場としても最適ですよ。

余談ですが、この方とは誕生日が一緒なので妙な親近感があります。
あ、個人を特定できる情報は載せないんだった(笑)
ま、同じ誕生日の人なんて星の数ほどいますからOKですよね?

初めて泊まるときは、ただ安い宿だと思っていましたが、
今では新しい出会い、刺激をもらえる場所かなと思ってます。
特にオーナーさんと話ができたり、
ゲスト同士で話ができる所は、一期一会かもしれないし、
後に凄い濃い繋がりになるかもしれないです。

出会い、刺激、縁。
まさに!

この方のfacebookを見てると、
「あ、あの宿行ってる!」
「あの人と一緒だ!」
と知ってる宿や人がたくさん登場するのでビックリすることばかり。
皆さんも既にどこかで出会っているかも。

①安さ
やはりゲストハウスの魅力は安さですね。個人的な感覚ですけど、3000円以上は高く感じ(期待値が高くなりすぎる)、2800円が一番落ち着く金額です笑
②寝る環境
あくまでも宿泊場所なのでベッド周り、部屋の環境は気にしますね。
僕は交流ができるかどうかは二の次ですね。
③清潔感
ここは書かなくてもいいくらいでしょうけどHPの写真とのギャップが大きすぎるとガッカリします。
④スタッフがどれだけ町に愛を持っているか
やっぱりその場所が大好きな人に案内されたいです!
美味しい店を知ってるより、マニアックな歴史とか町づくりとか教えてもらえると滞在が楽しくなるはず!

ゲストハウスの入り口としては「安さ」もその一つでしょう。
しかし、今となっては価格だけを見れば安くないゲストハウスも増えました。
それらは既存のゲストハウスの枠を超えたサービスを提供しています。
ゲストハウスという言葉が今は揺らいでいる時期ですね。

ボクも2,800円だとありがたいとは思います。
けど「泊まれるたまり場」のドミトリーは3,000円予定です(笑)
期待に応えられるように頑張るので泊まりに来てね。

宿は寝ることが一番大事。
そこは忘れてはいけないこと。
内的要因、外的要因、いずれに起因するにせよ、寝れない、寝にくい宿は宿として評価できませんよね。

写真はたいていオープン前後に撮ったものをそのまま使い続けますからね。
その後の清潔感は宿としての価値観、哲学が問われます。

歴史は地元育ちじゃないと弱いんですよね。
ボクはもともと岩手県民ですが盛岡育ちではないので
盛岡の歴史、勉強します。
いい景色や見どころもそうだけど、
ボクは盛岡の楽しい人、おもしろい人をたくさん紹介できるようになりたいと思って、今できるだけたくさんの人と出会えるように動いています。

以前は安さが魅力だと思っていたけど、
最近ではその時々の旅のスタイルで選べるところが魅力です。
お値段・ロケーション・雰囲気など、
一人でゆっくりしたい時、旅の情報交換がしたい時、
それぞれの宿の個性で選んでる感じです。
これは運次第なんですが、ゲストの方々の大人度
(年齢ではなくて成熟度という意味で)
が高いところに当たると
「見つけた!」ってなりますね。

その時の気分で選ぶのもいいですよね。
人と話したい時は交流型の小さい宿。
ちょっとほっとかれたい時は都市型の大きなホステル、などなど。

ゲストさんの大人度。
わかる気はします。
その宿を敢えて選んだ人たちには、その人なりの理由があって、
過ごし方や話題に個性や哲学があったり、一人でも楽しそうにしていたり。
中にはホスト役になって周りの人を楽しませていたり。

ゲストさん同士がうまくかみ合った時は宿側としても
今日は当たりの日、と思っています

終わりに

いかがでしたでしょうか?
今回お答えいただいた皆さんはいずれもかなりの旅好きでいろいろなところに出かけ、たくさんの宿に泊まっています。
そして、それぞれがそれぞれの宿の楽しみ方を見つけています。
ゲストハウスの楽しみ方に決まりなんてありません。
自分なりの楽しみ方を見つけるのがゲストハウスの楽しみ方ですよ。

ちなみにボクが「泊まれるたまり場」で何を楽しんでほしいかといえば、
「人との出会い」「マニアックな情報」です。

「スポーツ」「語学」「本」というのはボクが「泊まれるたまり場」に詰め込む要素ではありますし、ボクが好きなことではありますが、
それはあくまでも集まるきっかけ、話題のきっかけに過ぎません。
楽しんでほしいのは、普段出会わない人たちとの語り合う時間
新たな考え、視点に出会って刺激を受けてほしいのです。
そこからまた明日を楽しむ新たなアイディアが生まれると思うから。

そして、充実させたいのは地元情報
観光地に行くのも楽しいでしょう。
素晴らしい景色や楽しみがあると思います。
でも、それはネットやガイドブックでも得られる情報。
ボクが楽しんでほしいのは盛岡の街そのもの。
盛岡の街にはきっと皆さんのアンテナに引っかかる部分があると思っています。
それは人それぞれ違うと思いますし、
盛岡の街を歩いてこそ楽しめるもの、気づくもの。
そんな情報をたくさん集めて、「泊まれるたまり場」で手軽に情報を得られるようにまとめておきますし、ボクもその人に合わせて紹介できるようにしておきます。

これからオープンまでの期間は情報収集とわかりやすい情報提供の準備が大きな仕事。
冬の間に頑張ります。
盛岡周辺のみなさん、たくさん地元情報を教えてください。
よろしくお願いします。



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